Date:Nov 14, 2020 (Sat)
ピビン麺を食べて思ったこと
【ピビン麺のタレ】
芳泉茶寮でのランチ営業は月に数日なのですが、今月のランチメニューはこの特製のタレで作る「韓国ピビン麺」です。
このタレは、私の大好きな「ミセスカンホームキッチン」の姜先生に教えていただいたレシピをもとに、地元の素材を出来るだけ活かす形で作っています。
もともとピビン麺が大好きなのですが、外で食べると頭が痛くなってしまうことが多く、自分で作りたい!と思っていたところに姜先生のレッスンが開催され、自宅で復習したときには、もう嬉しくてうれしくて、たぶん4日連続ぐらいでピビン麺を食べ続けた記憶があります。
【韓国では冬にたべるもの?】
韓国の方はこの冷麺を冬に好んで食べると聞いたことがあります。
なぜかな?と思っていたのですが、ここ最近納得したのです。
古民家でランチ営業する芳泉茶寮では、冬になると暖房として薪ストーブを使います。薪ストーブをお使いになっているかたは実感されていると思いますが、薪を燃やすと空気が乾燥するのです。
古民家で薪を炊いてストーブや竈を使うのは湿気をコントロールするのにとても役に立ちますが、私自身は身体が乾燥する実感があり、ストーブに必ずやかんを載せて加湿することや、水分を常にとって脱水しないようにするのはとても大事と実感します。
そんな中、忙しいランチタイムに水分補給をすることができず、ちょっとフラフラしました。お客様がお帰りになった後、まかないに食べたのが「ピビン麺」。
その時、身体にすーっと染み入るような感覚がありました。
芳泉茶寮のピビン麺のタレは梨をたっぷり使っています。きゅうりや大根の酢漬けと共にタレをたっぷり和えたどんぐり麺は、食べ進むたびに身体が潤う感じがあります。
その時ようやく、韓国の方達が冬に冷麺を好んで食べることが理解できました。オンドルの効いた温かい室内で、こうして冷麺を食べるんだなあと。
梨をたっぷり使って作ったピビン麺のタレも残りあと25本ぐらいです。
ぜひ秋のひと時、心も身体も潤していただけたらと思います。